10日間でAWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイトに合格した話

概要

10日(20時間程度)でAWS Certified Solutions Architect Associate(以下SAA)に合格しました。試験の難易度はAWS Certified Cloud Practitioner(以下CLF)がTOEIC600としたらこれはTOEIC730といった感じです。取得にかかった費用は14,450円(税別)でした。
  • 参考書2冊: 2,570円 + 2,380円 = 4,950円
  • Udemyの練習問題: 1,400円(セール価格)
  • AWSの模擬試験受験: 2,000→0円(CLF合格時の無料クーポン利用)
  • 本試験受験料: 16,200→8,100円(CLF合格時の50%OFFクーポン利用)

勉強前の自分の知識レベル

4年ほど前にAWSでEC2インスタンス立てたことがあるくらい。
CLFに合格できる知識。CLFに合格したときの感想はこちら

合格に必要な知識

CLFとSAAを両方受けてみて感じた違いはいかに集約されるでしょう。
  • CLFは「AWSの概念やWell-Architectedフレームワーク」を問われる。
  • SAAは「AWSをWell-Architectedに使うための各AWSリソースの詳しい使い方、連携方法」を問われる。
勉強してて重要と思ったこと、その中でもパッと思いつくのは以下です。

運用

  • CloudWatchはどのサービスと連携してどんな使い方ができるか。
  • CloudTrailの使いどころ
  • Elastic Beanstalk, CloudFromationの使いどころ

セキュリティ

  • ACLとセキュリティグループの違い、使いどころ
    • ACLはステートレス、セキュリティグループはステートフル
    • ACLはALLOW/DENY、セキュリティグループはALLOWのみ
  • IAMのベストプラクティス
  • 複数の組織が同じAWSリソースを使う場合のベストプラクティス
  • データの暗号化
    • データを暗号化する方法
      • サーバサイド / クライアントサイド
    • バックアップは暗号化されるか
    • HSMとKMSの使いどころ

パフォーマンス・可用性・堅牢性

  • 高パフォーマンスを実現する方法
    • Auto Scalingの使い方
    • CloudFrontの使いどころ
    • DynamoDBの使いどころ
  • 高可用なサービスの実現する方法
    • どうやってRoute53, ELBを使ってRegion, AZを使うか
    • RDSのMulti AZとRead Replicaの違い。
    • AZがひとつしかないソリューションはほぼありえない
  • SQSが連携できるサービス、使いどころ
    • SQSで各サービスを疎結合に
  • 要件に応じたS3の使い方
    • 結果整合性
    • ライフサイクルポリシーでGlacierに移動
    • 格納するデータの要件
  • EBSの各タイプの違い、EBSとEFSの違い
    • この要件にはこのタイプと明確に言えるようになる

参考にしたテキスト/URL(参考になった順)

  • Udemy - AWS Certified Cloud Practitioner Practice Exams
  • Exam Readiness: AWS Certified Solutions Architect – Associate (Digital)
  • AWS模擬試験
    • 2000円で問題数少な目だけど雰囲気を知るためにやっておく価値はある。
    • 難易度は「サンプル問題<Udemy=AWS模擬試験<<本試験」
  • 参考書1: 徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト – アソシエイト教科書
    • 重要なサービスがわかる。
    • よく構造化されていて、チートシートのように書かれているのでわかりやすい。
    • あとから復習するときも使いやすい。
    • とてもおすすめ。
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  • 参考書2: AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト
    • 重要なサービスを知り、概要を知るのに役に立つ。
    • 文章ベースなので必要な情報を探しにくい。
    • ややおすすめ。
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勉強方法

  • Udemyの問題集を軸に勉強
    1. Udemyの問題集を解く(65%くらいできた)
    2. AWS公式ビデオと参考書1、参考書2で足りない部分を補足する
    3. Udemyの問題集を解く(85%くらいできた)
    4. AWS公式模擬試験を解く(84%できた)
    5. Udemyの問題集で間違ったところを見直す
  • 勉強する時間をとれる時期に詰め込んで試験に臨むのがベスト
    • 普段からAWSを使ってる人以外はだらだら勉強しても仕方ない
  • AWSを利用しなくても取れる試験ではある(おそらく)
    • しかし、使うことで理解度が高まるので無料利用枠がある人は絶対利用するべき
    • 無料利用期間を過ぎてしまった人もコンソールにログインして各サービスを起動する直前くらいまではしておくべき

まとめ

  • 短期決戦!Udemyの問題集で出題パターンを覚えて参考書でサービスを深く知る!
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